人生折り返し地点からのデザインワーク

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全日本トライアスロン宮古島大会2017

「全日本トライアスロン宮古島大会」2017に参加してきました。

なんといっても、公式名称に「全日本」と付いているわけですから、日本中から屈強なトライアスリートが集まってくるわけです。今は日本国内で「Ironman」が開催されなくなって、ロングレースは貴重な存在。少ないロングの大会は、抽選もしくは選考で、倍率の高いエントリーを潜り抜けないとスタートラインに立てません。

今回のレースの内容については、実はあまり書くことがありません。やるべき練習をやって、コンディションを整えて、機材や補給を計画通りに行えば誰でもたいがいは完走できると思います。実際、完走率は80%超えます。そんな中で、とくに印象深かったことを備忘に書き記しておきます。

 

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きっつい日差し

 

まずは、さすが沖縄、日差しが強かったです。当日の天気は快晴。気温は25度前後でしたが、10時間以上も直射日光にさらされるわけで、当日のダメージは大変なものでした。もちろん日焼け止めクリームは持っていきました。トランジションにも準備しておきました。ただ、レースの最中は気が焦ってしまって、とくに同じ京都から参戦している仲間・ライバルたちから置いて行かれる気がして、入念な日焼け止めを怠っていまいました。

これがあとから大変なことに。やけど、皮剥けはもちろんですが、アラフィフともなると日焼けの跡の皮膚の再生がうまくいかないんです。2週間たった今も、かゆみが止まりません。シミがいっぱいできてしまいました。やはり毎年出てらっしゃる方はそのあたりが入念で、アームカバーは必須のよう。これは今後十分に注意したいです。

 

TTバイクって意外に速くないかも

 

私のバイクは、いわゆるエンデュランスロードと言われる、しなやかなフレームで振動によっても疲れにくい設計で、かつアップライトな楽なポジションが取れるものです。空洞実験を繰り返し開発されたトライアスロンやTTに特化したエアロ形状のバイクとは正反対のものと言えるかもしれません。

みたところ、出場選手の8割くらいはTTバイクで走られていましたが(私くらいの中間レベルの場合)、その差はまったく感じられませんでした。走力とは別のはなしですが、緩やかで長く続く下り坂で、加速せず惰性で時速50km以上出ているとき、周囲のTTバイクとまったく伸びが変わりませんでした。それどころか、私のバイクの方が早いとさえ感じました。

理由は二つ考えられるのですが、

1、トータルでの空気抵抗

バイク自体の空気抵抗が仮に低かったとしても、現実的な速さについては頭・体にかかる抵抗の方がはるかに大きい。やせ形の私とぽっちゃりさんと比べたら、私のほうが抵抗が少ないのは歴然。しかも私はエアロ形状のヘルメット、ぴったりフィットのスーツ。ボリュームゾーンのレベルだと、これだけで十分でした。

2、基本整備

会場でびっくりしたのは、整備不良のバイクの多さ!!オイルを指してないチェーン!!クランク、ペダルからの異音!!そもそも組み立て方が間違っているパーツ!!5時間も乗るバイクなのに、もう無頓着な人が多くって多くって。ホイールのベアリングに何年もグリース差してないんじゃないかしら。そりゃあ、どんなに高級バイクに乗ったところで下り坂で差がつくわけだ。

 

そして、打ち上げ

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宮古テレビの浦崎さんにお誘いいただいた、毎年恒例らしい「キタ・交流パーティ」に参加しました。これが一番の思い出になりました。

このパーティーは宮古島大会に1人で参加された選手が表彰式が終わった後にも、大会に出場した喜びを分かち合ったり、レースまでの苦労などを他の選手や宮古島の選手の方と語り合ったりすることが出来るような場を作りたいということで当時、宮古島トライアスロンスクールを行っていた、木多さんという方が始めたそうです。広い会場には、レースをいい成績で完走した屈強なトライアスリート100人が集まって、ライブに抽選会にと大盛り上がり。

月桂冠を頭に載せられる上位100人選手ばかりでちょっと最初は緊張しました。みなさんばか騒ぎでいろんな方々と知り合えましたよ!

 

来年もこれだけのためにでも来たいですw。