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人生折り返し地点からのデザインワーク

技と知恵と工夫を未来に

デパートのお仕事

老舗の経営 京のものづくり

私が経営者となってから初めて、デパートでの催事に出展しました。

 

デパートさんから催事(多くは京都展のようなもの)にお誘いいただくことがかなり多いです。先代(6代目)の頃は精力的に全国各地の京都展に出展していましたから、余計にオファーが多いのだと思います。でも、お誘いは大変恐縮ながら、この9年すべてお断りしていました。先代の頃の卸売業から今の製造小売業に移ってからというもの、作ること自体に必死で手一杯になってしまって、なかなか他に手と気と時間が回らないのでした。昨今の錫ブームもあって店頭の商品の供給も間に合わず、ご注文分も2~3ヶ月お待ちいただいているような状況で、他に回す商品・作品がありませんでした。

 

頼まれて断れ(ら)ないこと

 

かくかくしかじかで、友人から頼まれて出展に至ったのですが、私には頼まれたら断れ(ら)ない人が数名居ます。今回のかたもそう。お話をおもちかけいただいたら、基本断らないようにしています。お仕事としてどうというよりも、その前に自分自身が興味を持って取り組めるか、御恩やご期待に報いることができるか、お客さんに面白がってもらえるか、将来の糧や肥しになるかと考えて判断することも多いです。今回は、ほぼ初めての取り組みでもあるので、東京のトレンドをはじめとした市場、デパートさんの組織体制や姿勢、他の京都のお店さんの取り組みなどを肌で感じる良い機会になるだろうと引き受けました。

 

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店頭でのラインアップをそのまま持ってくることは物理的に不可能なので、まずは出来ることを模索しました。

 

1、新作発表

いまここでしか買えないもののご披露。500kmはなれているとはいえ、電話一本で注文から発送までできる時代です。ネットでもクリック一つで物が買える時代、新作のお披露目が重要なのではと考えました。ほぼすべての品は、京都の店でも並べていない新作でした。

 

2、数量限定

なかなか製品、作品の準備が間に合わないので、個数は限らせていただくことにしました。この催事のために時間と手間を割くわけにはいかず、こればかりは仕方ありません。

 

3、現地でのイベント

トークショー(対談)を企画しました。これも現地ならではのお楽しみということで、私をお誘いいただいたコンシェルジュであり目利きでありコーディネーターとで京都の工芸と文化について現地対談。気心知れた方なので、話がはずみました。

 

残念ながら、作品はあまり売れることなく結果は惨敗でしたが、貴重な体験となったことは事実です。他のお店さんの良い部分も吸収できたと思います。

 

お願い

頼まれたら断れ(ら)ない人もいますが、こういう人を使って私に無理な依頼をすることだけはやめてくださいね

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